映画「パルプフィクション」を見ました。
宇多丸さんの映画批評にはまって、最近映画をよく見るようになりました。
今日は「パルプフィクション」を拝見しました。
監督は有名なタランティーノ氏。
なんというか結構ドンパチがあったり、薬やりすぎて死にかける美女がいたり、死体処理したりと血なまぐさいシーンが多いのですが
見終わった印象は「日常」って感じでした。
レストランに強盗に入ったカップル、
ギャングのコンビ、
ギャングに追われてるボクサー
と3視点に分けられる群像劇のようなのですが、登場人物が常にくだらない会話をずっとしていて面白かったです。
会話のほとんどは「このセリフがクライマックスの伏線に!」とか「心を打たれる重いテーマ!」みたいな内容ではないですし、はっきり笑わせるようなおふざけでもないので、
本当に育ちの悪い人たちの日常会話を聞いているようで映画素人の私にはすごい新鮮でした。ある種アニメ「らきすた」や「けいおん」とかに近いのかなあ。
最後3者がちょっと絡み合う場面があったり、大事なものとして登場するスーツケースの中身が語られなかったり(マクガフィンと言うのでしょうか)と脚本とか構造とかをちょっとメタ視点から意識させられて面白かったです。